透けてる多肉が好き

多肉植物についての素人の戯言

亀甲竜の実生①:種まき

亀甲竜とは?

・分類    ヤマノイモ科 ディオスコレア属
・学名    Dioscorea elephantipes
・英名 Elephant's foot

「亀甲竜」は、南アフリカの東ケープ州から西ケープ州にかけての乾燥地帯に自生する冬型の多肉植物。大きくなると塊根の上部が土の中から出てきてひび割れを起こし、カメの甲羅のように見えることが和名の由来。

よく似ているメキシコ原産で夏型の「メキシコ亀甲竜」がありますが、こちらは栽培の難易度が高いそうです。

ヤマノイモ科に属しているように、現地の先住民は実際にこれを焼いてパンのようにして食べるのだとか。そのため、先住民コイコイ人のかつての俗称(現在は蔑称とされている)を取って「ホッテントットのパン(Hottentot bread)」とも呼ばれます。

はたして美味しいのか?大きくなったら食べてみるのも面白いかと思いましたが、有毒な化合物が含まれているらしく早くも断念しました···。

思いつきで購入

最近「亀甲竜」を知り、一目ぼれしてしまい種から育ててみようと思い立ちました。
10粒購入し、1粒おまけで合計11粒入手しました。

素人ながら色々と試行錯誤したので、お役に立てると幸いです。

播種前の処理

一応調べてみましたが、情報は少なくやり方も様々。
種をメネデールに浸したり、ベンレートで殺菌処理を行ったりする方がほとんどでした。

私はどちらも持っておらず、わざわざ買うのも面倒だったので、殺菌処理はキッチンハイター100倍希釈液にくぐらせて水ですすぐだけにしました。

実際どこまで効果があるかは分かりませんが、そもそも亀甲竜の種子はカビにくいそうなので、そこまで気にする必要はないかと思います。実際、私の場合カビる気配は全くありませんでした。

播種(2022/11/8)

タッパーにキッチンペーパーを敷き、日に当てず空気を確保するためフタは半開きにして、常に湿った状態を保ちながら発芽まで待つことにしました。

実際はここに11粒ずらっと並べていました。

⇩次回
亀甲竜の実生②:発芽